訪問販売のトラブル事例

訪問販売のトラブル事例

近年屋根工事の訪問販売によるトラブルが問題となっています。
屋根工事の訪問販売というのは、突然工事業者が自宅を訪ねてきて、瓦がずれているのが見えたので修理が必要。今なら無料で点検できるなどといって屋根に上がり、雨漏りの危険性があるので今すぐに屋根のリフォームが必要などと不安をあおって説明し、高額な工事の契約を締結するように迫るというものです。私自身も以前江戸川区にある実家で両親が訪問販売で高額な工事を契約してしまった経緯がありました。その際には、江戸川区の街の屋根やさん東京のスタッフに相談し、適正な見積もりを出してもらい工事をキャンセルすることが出来ました。実際には訪問業者が言っていた屋根被害と全く違い、リフォームを焦る必要もありませんでした。
とにかくこういった場合には相手にせずに屋根にあがらせないことが大切ですが、もし断りきれずに契約してしまっても、8日間はクーリングオフができますから、本当に問題があるかどうかを信頼できる業者に相談してみるとよいでしょう。

もし屋根のリフォームをしようと思っていた時期にちょうど訪問販売がきたので依頼してみようと思っている人も多いかもしませんが、費用が適正でない可能性が高いのでおすすめできません。
初めて屋根の修理をする場合、費用相場がわかっていないという人がほとんどです。そのため訪問販売業者が出した見積もりが適正かどうかが判断できないままそのまま契約をしてしまうというケースも多く、後々トラブルが発生するケースも少なくありません。
屋根修理の基礎知識を持っている人であれば、どういった工程で修理が行われどのくらいの費用がかかるのかなどがわかっていますが、基礎知識がないと訪問販売業者が言っていることが正しいのか間違っているのかを見極めることができませんし、見積もりでだされた金額が適正かどうかもわかりません。
優良な業者であれば適正費用を出してくれますから相場よりも高すぎたり安すぎるということもありませんし、見積書も細かく記載されているはずです。
一方悪質な訪問販売業者の場合は、今ならモニター価格で通常の半額で修理ができるなどといって、見積もりの詳細を出さず合計金額しか出さないことがほとんどです。

すでに雨漏りなどの症状がでていてすぐに屋根の修理が必要な場合、できるだけ安く早く工事をすましてほしいと思う人がほとんどです。ただ訪問販売の1社のみに見積もりをして金額を出してもらってもその金額が高いのか安いのかがわかりませんし、その金額が適正かどうかもわかりませんから、必ず複数の業者に見積もりを出してもらい、即決しないことが大切です。
訪問販売業者は相場よりも安い金額を提示してくるかもしれませんが、かなりの確率で手抜きや不正工事が行われ、結局雨漏りは直らず無駄なお金をかけてしまうこともあります。

屋根修理で訪問販売を行った場合、キャンペーンや割引などを駆使してすぐに契約をしようと迫ってきます。また瓦がずれているなどを危機感をあおってきますが、屋根修理の知識がないまま修理が終了してしまい、実際どんな作業が行われたのかわからないため、金額以下の手抜き工事が行われていても見抜くことができません。
今ならモニター価格で通常の半額でできる。足場代はかからない。あと1件だけモニター価格でできるなどと契約を急がせるような場合は、悪質な業者の可能性が高いので十分気を付けましょう。
また悪質な訪問販売で契約をしてしまった場合、業者のマナー悪いということから、近所であなたの評判が悪くなる可能性も考えられます。
基本的に訪問販売する業者は営業専門で、実際に修理をするのは下請け会社です。こういった場合営業に力を入れていて職人のレベルは低いことが多いので、屋根が直らないだけではなくゴミを散らかしたり、しゃべり声がうるさいなど近所迷惑となる行為が多く、そんな業者を頼んだ依頼者に対しても不評があつまってしまいます。

実際に屋根修理の訪問販売の手口としては、キャンペーンを推してきたり、すぐに帰ろうとしない。10万円以上の値引きを簡単にする。仮契約といって書類を書かせようとする。今すぐなんとかしないと危険だとあおる。無料点検といってすぐ屋根に上がろうとする。金券や家電のプレゼントを推してくる。近くで工事をしているので足場をそのまま持ってくることができるので、足場台が無料などさまざまな手口が使われていますから、少しでも怪しいと思った時にはきっぱりと断りましょう。

屋根工事の訪問販売はすべてが怪しい業者というわけではなく、中にはもちろん優良業者も存在します。ただ屋根修理に詳しい人でないと見極めは難しいと思います。
優良な屋根修理業者の特徴は、会社名や担当者名、どういった契約をする目的できているということをきちんと明示している。相手が勧誘を受ける意思があるかどうかを確認する。
契約締結時には、商品の種類や販売価格・代金の支払い時期や方法・商品の引き渡し時期・契約の申し込み撤回に関する事項・事業者の氏名、住所、電話番号、代表者の氏名・契約の申し込みを担当した者の氏名・商品の型式・商品の数量などが記載されている。
少なくてもこういったことがきちんとされていないと優良な業者とはいえませんから、すぐに契約をせず複数の業者から見積もりをとるなど対策をとることがトラブルを回避するためには重要です。